予約枠、2時間っていったい何をするの?④
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
さて、プラオプ一周年のご案内で連載が飛んでしまいましたが、そろそろ続きを・・・
その前にプラオプ堅パンまだありますので取りにきてくださいね!
前回までで遠方の測定を一通り終わりました、ここまでで50分ほど経過しております。
人は遠くだけを見るわけではありません。
どちらかといえば、有限の距離、つまり「ある程度近く」を見ていることのほうが多いかもしれません。
ですから「近くで何が起きているのか?」を考える事はとても大切です。
9.近方両眼視検査
一般的な距離、約35cm~40cmの距離で見ている時に、両目がどのようにお仕事をしているのか?を測定します。
使うのは「近見偏光視力標」
右目はこうで・・・
左目はこう・・・
両目でみたらホントはこう・・・
測定の順序は前後する事がありますがまず、先ほどの距離を見る為に行うピント合わせがどうなっているか?一般的に40cmを見るとして実は多くの場合40cm分のピント合わせを実際には行っていません。
これを「調節ラグ」というのですが、それそのものは問題ではありません。
一般的なラグよりもデカイ、つまりピントを合わせなさすぎなのか?逆にラグが無いとかピントの入れすぎを行ってしまっている・・・。といった場合に問題として考える材料にします。
この「調節ラグ」は両目で見ている時と、片目で見ている時で値が異なります。
問題は「両目で見たとき」なので、プラオプで使っている「偏光近見視標」は自然に物を見ているつもりで起きている問題を炙り出す事が出来るのです。
これは両目の度数バランスが合っているのか?を判断する材料にもなりますので、とても大切です。
そして、そのまま近くを見たときの上下、左右の視線ズレと近くを見たときの固視ズレの測定を行い、遠方で測定された視線ズレ矯正が、近くを見るときにも有効に働いているか?を測定します。
僕は特に「近くを見たときでも立体感をしっかり感じられるか?」を重視します。つまり多少の視線ズレがあったとしても、それを無意識に完全に自力で補っていれば正常な立体感が生まれるわけで、眼鏡で矯正する必要性を判断する材料になるからです。
逆に視線合わせの苦労に耐えかね、とうとう目の真ん中でみないクセがついてしまっているような場合、視線ズレが一見少ないように見えても立体感を感じにくくなっているとすれば眼鏡で苦労を補う、又はその上でトレーニングを組み合わせる事を考えなければお困りを解決できない事を「立体感を感じているか?」は教えてくれる事がよくあります。
もしここで、視線ズレの矯正を変更した場合には、そのまま遠くを見ていただき、その変化が遠くでも有効に働くのか?逆に不利に働くのか?を調べ、眼鏡にどのように生かすのか?を考える材料にします。
これが大体5分くらい・・・
スムーズにいってここまでで55分くらい?
大体1時間の大台が見えてきました・・・
えええ・・・まだ続くの????
まぁ途中で一息入れましょうか?コーヒーでも飲んでね!
あと堅パンでも食べて!
次回は「精密立体視」の測定と、書けたら「調節効率」の測定です。
ではではー!
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