色の濃いサングラスは目に悪いのか③
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
一回目の記事の計算で、面積を間違ってました・・・少し内容を編集してありますが結論は一緒です。申し訳ございません。
さて、前回は「サングラスと顔の隙間から紫外線が入ってくる!・・・じゃあどれ位なの?」を考察してみました。
ただ目に入ってくる光というのは、瞳孔めがけて飛んでくる光です。
なので、横や下の隙間から入ってくる光というのは、基本的に「何かに反射して」来た光です。
その辺を考える前に、光という物を考えてみます。
紫外線・・・「紫の外」と書きます。
赤外線・・・「赤の外」と書きます。
紫の外、「紫」ってなんだ?
人の目は色を感じる事ができます。それを虹の7色に例えて「赤・オレンジ・黄色・緑・青・紺色・紫」と呼んでいたりします。
でも光は見えているだけが光ではありません。
人に見えない光も存在するのです。
その目には見えない光で、紫の隣にある光。紫の外にある光なので「紫外線」というわけです。UVは「ウルトラ・ヴァイオレット」の略です。
目に見える色のついた光を「可視光線」なんて呼んでますが、別に光に色がついているわけではありません。
あくまで私たち人間の目が、ある光を「赤」に、ある光を「青」に感じているだけ。
つまり「可視光線」というのは光全体のなかで私たちの目が感じる事ができる僅かな範囲の「人間が視る事が可能(可視)」な部分だけを指しているのです。
私たちが見ているモノが全てではない・・・そんなイメージでしょうか?
・・・
なので紫外線だって「光」であることに変わりありません。
だとすれば、「濃い色のサングラス」を掛けて暗くなれば、紫外線だって減って当然に感じます。瞳孔が開こうが「暗くなる=光が減る=紫外線も減る」んじゃないでしょうか?
なのに「色の濃いサングラスは目に悪い説」では、「色の濃いサングラスは瞳孔が広がるので紫外線がその分多く目に入ってきます・・・」なんて言われています。
これだと暗くなって光が減っているはずなのに、紫外線だけはそのままの明るさみたいなイメージです。
一回目の記事で、確かにサングラスを掛けると瞳孔は少し大きくなります。しかしそれ以上に光を沢山遮る色の濃いレンズが光を大幅に減らし、それと一緒に紫外線まで大幅に減らしている効果のほうが遥かに上回れば、目に入ってくる紫外線の総量は、全体で大幅に減っていると考えるのが自然です。
でも実際は、レンズが濃いから光の量が減る、紫外線も減る・・・とかいうレベルではありません。
今使われているレンズの素材そのものが、紫外線カットレンズになっています。
その「カット」というのは「減らす」のではなく「カット」つまり「ほぼ全て通さない」のです。
それに、紫外線は目に悪いのは常識ですが、「可視光線」は目に悪影響はないのでしょうか?
光であり、エネルギーを持っている以上何らかの影響があってもおかしくありません。
目が光を感じるのは光による光化学反応によるものです。そこで使われたエネルギーを栄養として補給しなければならないのは、身体のほかの臓器と何も変わりません。つまり代謝が起きるという事は、光によるダメージを受けているとも言い換える事ができるのではないでしょうか?
紫外線は目に見えない光=感じない=眩しくありません。
眩しく感じるのは目に見える可視光線です。
強い日差しの下では、紫外線も強いですがそうではなく「光そのものが強すぎる」のだからそれを不快に感じて「眩しい」という防衛反応を働かせているとすれば、快適に目を開けていられる位に光の量をコントロールする道具を使う・・・
つまりそれは「眩しさがしっかりと抑えられる濃さのサングラス」を掛けるというのはとても理にかなっているように思えます。
色が薄くて眩しさが抑えられていないサングラスっぽいものは、紫外線は防いでいるかもしれませんが、強すぎる可視光線からは目を十分に守っていないかもしれません。
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