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眼鏡の見え方の「違和感」について考える⑦

こんばんは! プラオプハセガワです。

長岡花火は今日が最終日。

連日晴れてよかったですね!

昨日は日中はうだる暑さでしたが、夜は少し風があって虫も少なく過ごしやすいなぁと思いながら花火を眺めていました。

今は花火を待ちながらブログを書いております。

さて、連載7回目は前回の記事の続き、「度数を変えるとピント合わせも変わる」ということの「遠視編」です。

眼鏡が変わればピント合わせも変わる(遠視)

世の中に近視の眼鏡を掛けている人が半分いたとしたら、残りは何でしょう?

視力が良いから正しい目「正視」?

それは違います。

残りの半分は「遠視」といってもいいです。

ほんの僅かな「近視」も「遠視」も無い、しかも両目ともなんて奇跡のような目を持つ人は本当に少数です。

「遠視」とは何にもしなければピントが目の奥に行き過ぎてしまっている状態。
当然それではピンボケ状態なのですが、目の中にはオートフォーカス機能があります。

それを利用して無意識にピントを合わせられるから「視力が良い」のです。

ちなみにこのオートフォーカス機能はピントを「前」に移動させる事しか出来ませんから、「近視」の場合は後ろにピントを移動させないと遠くがよく見えませんが目の仕組みはそうではないので遠くが見えにくい・・・というわけです。

じゃあ、なんでそれに気が付かないのか?

答えは簡単で「視力が良いから」健康診断では「良い目」に分類されるからです。

じゃあ、視力が良いのだから問題はないのか?といったら、そうではありません。

実は目から様々な諸症状、例えば慢性的な頭痛や肩こりなどの原因が実は「遠視」であっても、それを知るすべが無い・・・というような事になっているため、僕は「遠視のほうがタチが悪い」と思っています。

これは「視力測定」ではなく「正視?近視?遠視?」を直接調べる「屈折検査」いわゆる眼鏡を作ったりする時に行うような、レンズを使って見え方の変化を見る検査をしなければわかりません。

というわけで、この「遠視」をなんとかしなければなりませんが、メガネは掛けるだけでそれを緩和する事が出来ます。

さて、前置きが長くなりましたが、これによる「違和感」とはなにか?

それは今まで普段から「ピント合わせに力を使う」ようにしてみていた状態が、今度は「ピント合わせを抜かなければ遠くが見えない」という目の使い方が変化するからです。

といっても目の仕組みは「遠くはピント合わせを抜いてピントが合う」ようにできているので、正しい状態に整えられたはずなのです。

しかし、長年しみついた事をイキナリ改めるのはどうでしょうか?

けっこうシンドイと思いませんか?

これはグッと押し付けられていたバネに癖がついて、力を抜いても元の長さまで戻るのに時間が掛かる・・・そんなイメージに近いかも知れません。

「バネが完全に伸びた状態」=「ピント合わせの負担を完全に除去した状態」=「遠視の完全矯正」を目指して、目の負担を大幅に軽減させたいわけです。

しかしバネが完全に伸びるまで、本当はしなくていいピント合わせをしてしまう癖が眼鏡越しに「遠くがボケる」見え方になるときがあります。

それこそ「遠視」のひとが経験した事がない見え方。つまり「違和感」です。

しかし、今まで習慣となっていた眼の使い方を変化させるので「目の異常なピント合わせ」を軽減させるにしても、力の加減は変化します。

コレに順応すれば快適さが生まれるにしても、長年しみついたシツコイ遠視は場合によってその変化に苦痛を伴う場合もあります。

次回は近くを両目で見る事に起きる変化についてです。

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