スマホって目に悪いのか?⑧
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
飛び飛びになってしまって、ちょっと何言ってるのかわかんない感じ・・・にならないようにまだまだ続きます。
前回は「近くを見る時にはピント合わせだけじゃなく、寄り目にも負担がかかるよ!」というお話でした。
1mを境に急激に必要な寄り目が増えてゆく・・・
さて、人の目には「自動寄り目機能」が付いておりまして、ある距離を見る為にピント合わせをすると、それに伴って寄り目が自動的に起きるようになっているんです。
これを「調節性輻輳」といい、1mにピントを合わせたときに起きる寄り目の量を「AC/A比」といいます。
調節性輻輳とAC/A比
なんだか専門的な話になってきましたが、簡単な事です。
1m先にピントを合わせたときに、自分の左右の目幅と同じだけ寄り目が自動でおきているのが理想的
でも、1m先で自動寄り目(調節性輻輳)が少ない人、多すぎる人がいます。
それじゃあダメなのか??
左右の視線が合わなければ、見ているものはダブッてしまうはずなのにそうならないのはもう一個、寄り目補正機能(融像性輻輳)が補っているからなんです。
逆に寄りすぎな目に対しては、目を離すように寄り目補正機能は働きます。
そんな風にして目はいろんな機能を駆使して「両目でしっかり」見ようとするわけです。
自動寄り目が丁度よい場合を「AC/A=ノーマル」
自動寄り目が足りない目を「AC/A=ロウ(LOW)」
自動寄り目が起きすぎな目を「AC/A=ハイ(HIGH)」
と分けて考えます。
さてアナタの寄り目の個性は?
1m先にある物を何でもいいので見てください。
そして右目を手で完全に覆い隠します。左目だけで見てください。
そして5秒くらいそのまま・・・
そしたらすばやく左目を隠して右目を開けます。
その時に見ている物が動かなかったらピッタリな目です。
「左」に動いたら寄り目が足りていない目をお持ちです。
逆に「右」に動いたら寄りすぎな目。
AC/Aだけではなく「内斜位」なのか「外斜位」なのか?ということも組み合わされるのですが
「寄り目を頑張らないといけない目」なのか「寄り目がしすぎな目」なのか、自分の個性を知る事は出来ると思います。
(もちろん眼鏡がちゃんと合ってるの前提です)
といっても、だからといって「異常」なのではありません。
多かれ少なかれズレはみーんなあるものです。
でもスマホのように「極端に近づけてみてしまう」事になるとちょっと厄介な事が・・・
今日までのお話を踏まえて、「極端に近い距離」における「寄り目の負担」を次回のネタに。
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