寄り目を整えるトレーニング④
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
さて、前回の続き。
前回のトレーニングからまた1週間、自宅でのトレーニングを頑張っていただき3回目のご来店です。
ここで大きな変化が
それは「頭痛が無くなってスマホとかが二重に見える事が少なくなってきた」というようにトレーニングの効果をご本人が自覚できるようになった事です。
どれくらい寄り目ができるか?「相対輻輳量」といって、目標を40cmに固定したままどれくらい寄り目ができるか?離し目ができるか?を測定する事があるのですが、その測定値が先週は一般的な値より小さかったのが、今回は正常値以上に増えている。
つまり寄り目力が増えているのが数値でも現れているわけです。
ピント合わせの柔軟性も高まって、とてもいい感じです。
ただ、まだ持続力と両眼でしっかりと目の中心で見る事を高める必要があるので、宿題の種類を変更してまた1週間頑張っていただく事になりました。
しかし・・・
新型コロナウィルスの感染が一気に拡大し、非常事態前言が出される事態に。
なので、翌週のトレーニングは延期になったのですが、これが逆に物凄い効果を生んだのです。
Aさまは大変真面目に毎日トレーニングをされていました。それだけ見え方のお困りが深かったのかもしれませんが、それを克服したいという気持ちが大きかったんだと思います。
トレーニングが上手くいくかどうか?はトレーニング法もそうですが、一番大切なのは「モチベーション」です。つまり一回で効果の出るものではないですし、ある程度苦しい思いをします。そして、同じ事の繰り返しは飽きてしまうので、様々なトレーニングを織り交ぜて行うのですが、それでも一個一個は単調なものです。
でも、効果が出始め、この間出来なかった事ができるようになる。そういう進捗を自分で確認できると嬉しくなって続けられるのかもしれません。
トレーニング器具と一緒に記録用紙をお渡しして、来店時に確認させていただいているのですがA様の記録用紙は「ビッシリ」と書き込まれておりました。
約1ヶ月後、ご連絡がありトレーニングの成果を確認したら・・・
すごい!
「頭痛がなくなり、文字を読むときにあった行飛ばしが無くなった!」とのこと。
それを証明するように、全ての値が大変高くなっていました。
何よりも驚いたのがピント合わせのスピードが大変速くなっていた事。
逆に一般的には無問題とされる方よりも高い数字を叩き出したのです!!
これは「ピント合わせ」と「寄り目」の協調が大変高いレベルにある事に現れです。
もうこれで十分です。
以前はできなかった「意識的な寄り目」つまり・・・うーんと簡単に説明すると「寄り目の変顔」って言ったらわかるかな?それが出来るようになって、お子様に見せているそうですw
なので、1ヶ月の自主トレ期間がありましたが今回が最終回となりました。
最後に「自由空間カード」
の本物をプレゼントして遊び感覚でやっていただく事にしました。
きっと真面目なA様なら今頃すごくできているようになっていると思います。
具体的なトレーニング方法は実際に目にしていただく必要がありますので、ここでは書きませんでしたが「寄り目の弱さ」が近くを見る事の不具合の原因だった場合、トレーニングは効果的です。
もちろん視力だけでは判断できない「何か」が隠れていて悪さをしているなら、それを眼鏡で整える事が必要になって、その上での不足分を補うようにトレーニングを提案する事がプラオプ では多いケースなのですが、今回の記事で何か思い当たるフシがあるようでしたらお気軽にご相談お待ちしております。
A様、記事にさせていただいてありがとうございました!
眼鏡のメンテナンスの際にはその後の変化を聞かせてください!
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