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作業環境を考える【パソコン】③

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

連休最終日ですね。明日からお仕事再開!という方も多いのではないでしょうか?

さて、パソコン作業を考えるシリーズ3回目ですが、パソコンの種類や配置によって問題の出方が違うよ・・・というのが先回のお話。

作業環境を考える【パソコン】②

今回からは、その対策について。

「老眼鏡」をかけると・・・

「老視」を感じ始めたら考えるのが「老眼鏡」

「老眼鏡」とは、ピントが合う範囲を手前に移動させるのが主な目的です。

こんな感じに遠くは見えるのに近くが見えにくくて困るわけですが、老眼鏡をかけるとこうなります。

遠くはそのままのよく見えて、近くが見やすくなるわけではなく、見える範囲が全体的に近くに移動します。

なので、遠くは見えにくくなります。

前回の記事のように、だいたい50cmよりも手前が見えにくいという例で考えてみましょう。

スマホも見えないと困るので、25cmまでは見えるような眼鏡が欲しい。

ピント合わせの力「調節力」は「1」を「近くでピントが合う限界の距離」で割った値です。

「1÷0.5m=2」なので「調節力:2」

25cmを見るために必要な調節力は「1÷0.25m=4」なので「調節力:4」が必要ですから「2」たりません。

この「2」を眼鏡で補うわけです。

この「2」こそが眼鏡の度数。つまり「+2.00」の老眼鏡というわけです。

ではこれを掛けたら遠くはどうなるか?

遠くをハッキリ見るためには調節力を抜いて「0」にしなければなりませんが、眼鏡が調節力「2」の代わりをしているので調節力を働かせていないのに「調節力2でピントが合う距離=50cm」にピントが合っている。という事はそれよりも遠くはボヤけてしまうのです。

そこから調節力をフルに使うと「眼鏡:2」+「調節力:2」=「4」で25cmを見る事ができます。

つまり「50cm〜25cmが見える眼鏡」ということです。

ではこれでパソコンを見るとどうなるでしょうか?

老眼鏡とパソコン

まずは「ノートパソコン」から

見える範囲にパソコンがすっぽり収まっておりますので問題なさそうです。

デスクトップパソコンだと・・・

モニターが50cm以内ならばギリギリ見えそうです。

でも画面が離れると・・・

あらら、届かなくなりました。

この環境で画面を見るには眼鏡が強すぎのようです。

では画面に合わせて調整しましょう。

仮に85cmに画面があるとしてそこが見えるようにするには「1÷0.85≒1.18」

「1.18」という度数はないので「+1.00」を使えば画面が見えそうです。

うん、バッチリ!!

つまり、使う環境によって眼鏡の合わせ方を変えなければならないということです。

ですがこの場合・・・画面はいいとしても見える範囲のこちら側も遠ざかっています。

眼鏡が「1」と調節力の「2」を足して「3」なので距離にして「33.3cm」

なのでこの眼鏡を掛けると「1m〜33.3cm」の範囲が見えるわけですが、これではスマホは結構シンドイかも・・・手前に置いた書類なども頑張って見る感じになりそうです。

パソコンだけが見えたらいいのか?

このように眼鏡を掛けると見える奥行きの範囲が変わり、それを作業環境に合わせるわけです。

でもデスクワークだからといってモニターだけが見えたらいいのでしょうか?

50cmよりも先の物も見えないと困るし、かと言ってパソコンよりも近い距離においた細かい書類も見えなければいけない。

人によってはオフィスの先まで見えないと困るなんて方も多いでしょう。

そういう矛盾をどう克服するか?

その辺のお話はまた次回!

つづく!!

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