【VR】ヴァーチャル・リアリティ【仮想現実】
こんにちは!プラオプ ハセガワです。
このまえニュースでアメリカで行われる世界最大のゲームの見本市「E3」の様子がニュースで流れていました。
僕はあまりゲームはしませんが、映像技術とかそう言うものにはとても興味があります。
その進化は映像を見ながら楽しむ。から、世界に入って体験する方向に進化しているようです。
TVでは、実際に歩く動作をすることで映像の中をまるで歩いているように操作できる特殊な靴がとりあげられていました。
そのうち、触った感触や重力や加速度の変化など「見る」だけでない感覚も使って、ヴァーチャルな世界はドンドンリアルになっていくのかもしれません。開発は進んでいる事でしょう。
その究極は「現実とヴァーチャルの境が曖昧になる」というまるでSF映画のような世界にむかうのかもしれません。
さて、「視覚」とは単に「見える」事ではなくて、「見ているものを正しく理解して適切な行動を正確に行える」までをいいます。
目が見えているだけでは、それは単なる光の集合で「それが何であるか?」は脳が理解してそれは意味のある「映像」になるわけです。
「それが何であるか?」は様々な体験で得た学習の積み重ねによって蓄積された「知識」があって判断できるものです。
そして「知識」は実際に「触ったり」「動かしたり」する事、つまり「体の感覚」があってそれをフィードバックして結びつき育まれるものです。
私たちが見ている世界は「目」で見ているのではなく「脳」が生み出していると言っても言い過ぎではない気がします。
だから目が光を感じない方でも、聴覚や触覚など別の感覚が研ぎ澄まされ「まるで世界を見ている」事は、脳の視覚中枢が活発に働いている事から証明されているようです。
私たちは「高さ」「幅」「奥行き」のある3次元空間と、絶え間なく変化していく「時間」の中に生きています。
単に「見ている」だけではまるで視覚だけを使ったヴァーチャルリアリティのようですが、実際に世界を触って感じる事ができ、その経験があるから違和感なく現実として感じていると言えるのです。
「視覚」の発達には体を使った「体験」が必要不可欠なのです。
それがあるからこそ「ヴァーチャルリアリティ」を「まるで世界に入り込んだようだ」と感じて楽しむ事ができるのです。
より進化してリアルさを増してゆく映像エンターテイメントこそ「正しい視覚」を持っていなければ楽しむ事はできないでしょう。
ある物理学者は「この世界は仮想現実である」と唱えています。
もしそうだとすれば、仮想現実のなかでよりリアルな仮想現実を作り出そうとしているというなんだか面白いお話だなぁなんて「ぼぉー」っと考えながらニュースを見ておりました。
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