【改造】腕の長さを変えちゃう【縮めたり・伸ばしたり】
こんにちは! プラオプ ハセガワです。
人の顔は千差万別、お顔の幅の大小は割りと分かりやすいけど、「前後の長短」ってのもあります。
耳が比較的後ろだったり前だったり・・・
それも左右で違ったりといろいろな個性があるわけです。
それにピッタリ合わせる為に、テンプル(腕のこと)の長さを変えることがあります。
できるフレームとできないフレームがありますが、実はコレ、特別な技術ではなく昔から普通にある技術なのです。
耳掛けの部分をのばしてパーツを引き抜き、不要な分だけ切り取って先を整えパーツを差し込んで出来上がり。(それだけじゃダメな場合もあるのですがそこはテクニックでカバーします。)
初めからそういうことを意図したユーザー思いのフレームもプラオプには沢山あります。
例えばカムロのヒンメルとか。
意図してはいないかもしれないけどSTEADY STD-57とか。
さて縮めるのは比較的簡単なんですが、テンプルの長さが足りない場合はというと・・・
伸ばせる物は伸ばしちゃうのがプラオプです。
先日お預かりしたフレーム、耳の掛りが浅いので10mmほど伸ばした工程がコチラ
耳掛けを抜いて・・・
先を斜めに削り、延長用に用意した芯金も斜めに削ってお互いをロー付けという金属でくっつける方法で繋げます。
チタンは熱すると直ぐに酸化するのでロー付けにはテクニックがいります。
途中の写真です。向かって左側が10mm延びているのがわかります?
あとは長さを整えて削って磨き、塗装をして耳掛けを差し込んで完成!
今回は約10mm延長しました。(フィッティングするので先はまだ曲げてません)
お気に入りを諦めるのではなくて、掛けられるようにするのも眼鏡士の仕事だとおもいます。
全部が全部ナントカなるわけではありませんが、メガネのお困り事は「見る」部分だけではありません。
プラオプでお求めではなくても、何なりとご相談くださいませ!
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