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眼鏡の見え方の「違和感」について考える②

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

先回はメガネをかける、あるいは度数が変わると、脳で今までの見え方を比較してしまい、「しっくりこない」「ちぐはぐな感じ」=「違和感」を感じると言うお話でした。

前回の記事

じゃあ具体的にどんな風に映るのか?

その辺のお話です。

近視の場合

近視について

詳しくは上のリンクを見ていただくとして。

レンズは基本的に中心から離れるほど光を曲げる力が強くなります。もちろん、そうならくて全体が均一な力を持ったレンズが出来ればいいし、それを目指して新技術が開発されてきた歴史があるわけですが、でもやっぱり「そういうもの」です。

近視の場合は真ん中がへっこんだ凹レンズを使います。すると下のように格子が変形して見えます。

タルのように見えるので「タル形収差」なんていってます。

遠視の場合

遠視について

遠視は近視と逆のゆがみ方をします。

こんな感じ

「糸巻き形収差」なんて呼ばれてます。

乱視の場合

乱視について

ちょっと複雑で、乱視は縦と横で度数の強さが違うのでこんな感じ・・・

でも「キッチリ縦と横」ではない事は当然あるし、よくある事。

つまり斜め右と斜め左で度数が違う・・・なんといったらいいのかな・・・

斜めに傾いている乱視?

その場合はこんな感じ。

歪みに慣れるって?

といっても眼鏡を掛けている方はズーッとそう見えているのか?と言えばそうではありません。

普通に見えています。

先回の記事は眼球は丸く、枝分かれし、ねじれた電線(神経)を通ってたどり着いた電気の信号を元に脳が映像を組み立てている・・・という事を書いたのですが、そもそも「丸い眼球に映ったものが四角く平らに見える」というよく考えたら不思議な事も、脳が「経験」や「他の感覚との比較」などを参考にして映像化しているからそう見える。いや、そう感じるというわけで、レンズを通して歪んで目に入ってきても最終的には脳がそれを補正した映像を作れれば「正しく形を感じる」事ができるというわけです。

大きなズレは修正が難しいですが、僅かなズレは感じないかもしれません。

脳に映った景色を元に身体を動かすのですから、その時の空間の移り変わり方、身体を動かしたときに、見えている映像と自分の動きにズレがでる・・・。

そんな「しっくりこない」「ちぐはぐな感じ」を繰り返していく事で、いつの間にか修正されていく・・・

本当によく出来ていますよね。

次回に続きます!

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