カメラのお話
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
台風が近づいている長岡市。
お店のオリーブの木が心配です・・・
さてプラオプ は眼鏡店なのですけども、レンズを扱う仲間としてカメラを引き合いに出すこと出される事がよくあります。
眼球はカメラの構造と似ています!とか
なんでこの話をしようかな?と思ったのは、最近導入した「ZEISS iProfiler」によって、瞳孔の大きさが変化した時に目の度数が変わるというデータが具体的にわかるようになったので、その辺につなげるつもりでおります。
今の段階では”?”ですよね。
カメラに詳しい方からしたら僕のお話は浅いかもしれませんが激しく突っ込まないでください。ボロがでますから・・・
では本題
露出と絞りとシャッター速度
「露出」というのは何が「露出」しているのか?といえば、フィルムが露出すること。といっても今はデジカメの時代なので「映像素子:センサー」がそれに当たります。CMOSセンサーとかのこと。
そこに光が当たって写真が撮れるわけですが、いつもは幕(シャッター)が前に張ってあって、光を遮り何も映らないようにしているわけです。
シャッターボタンを押すと幕(シャッター)が開いてフィルムやセンサーが光を浴びる=露出する。というわけですね。
でも光が当たりっぱなしだと、どんどんフィルムは光に反応してゆきしまいには真っ白(ネガフィルムは真っ黒になるのかな?)センサーも光が飽和して映る写真は真っ白けっけになってしまうわけです。
なので、ちょうどいい具合に光の量をコントロールしなければなりません。
「露出」をコントロールするのが「絞り」と「シャッター速度」
「絞り」というのはフィルムあるいはセンサーの前に置いた「穴」の大きさを変えることで入ってくる光の量を調節する部分。これは目でいったら「瞳孔」にあたるわけです。
大きくなれば沢山光が入ってきて明るくなり、ギューっと絞って小さくすれば光の量が減って暗くなる。
「F値」という数値で表されて、これが小さいほど絞りは大きく開かれて明るくなり、数値が大きくなれば小さく絞られ暗くなるのです。
暗い環境で綺麗に写真を撮りたい。なるべく絞りを開いてフィルムに沢山光を当てたいわけですが、どんなに開いてもレンズの大きさ以上には開けません。
だからデッカいレンズ(無茶苦茶高い)が必要だったりするわけです。でかいレンズは明るいんです。
「F値」が小さく絞りが開いていて沢山光が入ってくると写真は明るくなるわけですが、明るすぎたら真っ白けっけです。なので「露出する時間」を変える。つまりシャッターを開いている時間を変化させることでちょうど良い明るさにコントロールする。
それが「シャッター速度」というわけ。
シャッターは2枚1組で、「先幕」開いたら「後幕」が時間差で閉じます。その時間差が「シャッター速度」
シャッター速度を早くするればフィルムが光を受ける時間が少なくなるので暗くなり、逆に遅くすれば沢山光を受けて明るくなります。
プラオプ のカメラ「EOS 80D」は8000分の1秒というシャッター速度まで早める事ができます。
そんな僅かな時間で一瞬にシャッターが動くわけはなくて、じゃあどうやってそんな速さを実現するか?というと、要するに「先幕」が動いている最中に「後幕」も動き始めちゃう。そうするとフィルムには線状の光を上から下に(または下から上に)浴びるようになり、その部分だけを見ればほんの一瞬しか光を浴びないようになるというわけです。
晴天で絞りを目一杯開いたら、8000分の1秒しかシャッターが開かなくても写真は真っ白けっけです。
逆に、夜の星を綺麗に撮ろうと思ったら「カシャン!」ではなく「カッ・・・・・(開けっ放し)・・・・・・シャン」と数秒シャッターを開けておかなければなりません。
IOS感度
フィルムやセンサーがどれだけ光を感じやすいか?という感じ。
この数字が大きいと写真は明るくなります。
さっきの「F値:絞り」と「シャッター速度」が同じでもISOの数字が大きくなれば明るい写真になります。なので「F値」を2倍にして絞ったり「シャッター速度」を2倍早くする事ができます。
これは暗い時に有利ですが、一般的にISO感度が大きいほど写真の画質は荒くなります。(それも表現にしちゃったり)
さて、もう2000字に到達しそうなので、今日はこの辺にしたいわけですが、ここで疑問に思いませんか?
同じ明るさの写真を撮ろうと思ったら「絞りは開いてシャッター速度を早くする」「絞りは閉めてシャッター速度を遅くする」・・・
同じになるんじゃないのか?
この違いは「表現の違い」として現れるのです。
その辺はまた次回ということで、おやすみなさい。
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