スマホって目に悪いのか？②

こんばんは！プラオプ  ハセガワです。

プラオプ は明日が今年最後の営業日。年明けは３日からの営業開始となります。

年末のご挨拶は明日と言うことで、昨日の記事の続きです。

距離が近づくとピント合わせに使う力は増えてゆくのですが、手が届く範囲になると急激に必要な力は増えてゆくよ！

だから近い距離で見るスマホは負担が大きんじゃないの？

と言うのが昨日のお話。

スマホって目に悪いのか？

じゃあなんで近づいてしまうのか？その辺を考えてみましょう。

画角の話

例えば映画館のスクリーン。

スターウォーズの最新作。まさかレイがアレのアレだったとは・・・

最前列で見るとスクリーンが視界をはみ出し顔を動かさなければ全体を見る事はできません。なかなか忙しい・・・でもすごい迫力です。

最後列に座ると視界の中にスクリーン全体が収まり、字幕があっても少し視線を動かせばいいので全体が見やすくなります。

例えば８mのスクリーンがあっとして座る席によってどれくらいの広がりの差があるか？頭の中心からスクリーンの端まで何度の角度があるのか？を長岡の某映画館で考えてみした。

それがこちら

最前列で145度。最後列で63度の広さです。見える広さを角度で表して「画角」と言いますが、映画館には「プレミアムシート」ってのがありますね。

上で言えば後ろから4列目と５列目。

ここが見るにも聴くにもいい場所のようです。

ではそこの画角はというと・・・

75.4度

映画を見に行くと、だいたいこの辺を中心に席が埋まっていきますから多くの人にとって「見やすい位置」なんでしょう。

といっても、この図が正確な比率かどうか？それにスクリーンの全体を使うわけではないので「あくまで考え方として」ということであしからず。
(理想の画角は40°位といわれております）

そんなわけで、この「75°」を家のテレビで実現するにはどうしたらいいか？

当然テレビは8mもありませんし部屋もこんな巨大ではありません。

５０インチ位のテレビで考えてみましょうか。

71.5cm！！

映画館と同じような広がりが欲しいと、50インチのテレビでなんと71.5cmまで近づかなければなりません。

じゃあパソコンで映画を見るとしたら・・・

24インチのモニターでは34.5cm！！

うわ近い！！！

では、最新のiphoneではどうでしょう・・・普通の大きさのiphoneで画面サイズは６.1インチ＝約15.5cmです。

10.1cm！！！

近すぎでしょう！！いくらなんでもこんなに近づけないにしても、小さな画面から、映画を十分に楽しみたい！とすれば、近づけて見る事で画面をより大きく見る事ができると言うわけです。

３０cmに離して見たら、画面は1/3の大きさにしかならない・・・映画館で例えたらプレミアムシートとスクリーンまでの距離の３倍も後ろから見ているようなもの。

それでは細かい描写が良く見えません・・・。

答えは・・・

つまり、なんでスマホは近づいて見てしまうのか？といえば「画面が小さいから」と言うことを周りくどく解説しました。

SNS経由でちょっとした動画を見ようとしたら、その度にわざわざ画面を横向きにしますか？

僕は縦向きのままで見るので、さらに画像は小さい。

よーく見ようと思ったら、どうしても近づけて見てしまうわけです。

でも、僕ら老眼世代は近づけたら今度はピントが合わなくなってしまいます。だからまた遠ざける。すると今度は画面が小さくて見えにくい。どうしたらいいんだー！！！という状態になってしまうわけですが、ピント合わせが十分にできてしまう「お子さん」はどうでしょう？

迫力を求めものすごい近くで見てしまうかもしれない・・・

スマホをなんで近づけてみてしまうのか？答えは簡単で「画面が小さいから」です。