乱視を整えるとパソコンが楽になるかもしれない【事例紹介】
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
ご家族でプラオプ をご利用くださるO様は、1日パソコンでお仕事をされていますが疲れてしまうとのこと。
長時間近くを見続けるというのは、目のピント合わせ筋肉にズッと力を入れ続ける事なので疲れてしまうのはある意味当然の事です。
でもみんな同じ作業をしているのに疲れ方には個人差があってなんだか自分はとても疲れてしまう・・・。
とりあえずは「健全」な疲労感くらいには整えたいものです。
さて、何が原因なのか?
測定をしてみると極めて「健全」
ピント合わせも大変スムーズです。
では原因は何か?
絶対にこれが答えです!!とは言えませんが、おそらく「乱視」があるのにそれが矯正されていなかったから・・・というのが結構大きく影響しているように思われます。
乱視とは・・・はこちらを見ていただくとして・・・
じゃあなんで乱視が悪さをするのか?
乱視は遠くの視力が良くなるから整えるのではありません。あらゆる距離の物の見え方がクッキリハッキリするようになります。
乱視を放ったらかしにして近くを見るとどうなるか?
例えば漢字の「川」と「三」がどんな風に見えるかというと・・・・
乱視があるとピントが「点」ではないので縦線がよく見えるピントの位置と横線がよく見えるピントの位置が異なります。
じゃあその真ん中あたりを使うと・・・
当然縦も横もボヤけます。
つまり!小さな文字が見えにくい!
本当はこんな感じのEXCELの画面
でも乱視のせいで滲んで見える・・・こんな感じで・・・
じゃあどうするか?
大きくすれば見えるかもしれない!
こんな感じで・・・
さて「大きく見る」ために一番簡単な方法はなんでしょう?
そう顔を近づけてしまえばいいわけです。
でも顔を近づけるとモニターが近くなった分だけ「ピント合わせ」を沢山しなければなりません。
ピント合わせの負担は距離が近くなると加速度的に大きくなります。以前「スマホ」の記事で書いたとおりですので、リンク貼っておきます。
離れて見るにしても、パッと見てスッと理解できないからジッと見てしまう・・・
これじゃあシンドイですね・・・
だからピントがしっかりと合う状態にすれば、「パッ」と見て「サッ」と理解できるし、モニターから離れても細かい文字が見えるからピント合わせも少なくて済みます。
「ピントがしっかり合う状態」とは?=乱視がない状態
つまりこう
乱視を合わせるのは「遠くの視力を上げる」ためではありません。見えるもの全てをハッキリ見る為です。
視力はなにも「遠く」だけの事をいうのではありません。「近く」の細かいものが見えるかどうか?も「視力」であり「近見視力」がどれくらい出ているか?というのは今のデジタル社会では大変重要な事です。
ハッキリ見える事で目は本来の能力を発揮しやすくなり、「見る」事に余裕が生まれます。
単純な「近視」はある一定の距離に近づけば物凄くハッキリと物を見る事ができますが「乱視は遠くから近くまでズーッと乱視」です。
「0.7」が見えればいいから「0.7」に合わせたら目一杯凝らさなきゃ見えません。
でも「1.0」見えるんなら「0.7」なんかお茶の子さいさいです。
話を元に戻すと「O様」は乱視があるのにメガネに組み込まれていませんでした。
だから乱視を合わせてピントが合わせやすくして、負担が少なくなるように遠くを見た時に支障がないレベルで近視を若干弱め、ピント合わせの負担を軽くすることにしました。
そして、眩しさに敏感な特性を持っておられたので透明なのに眩しさを低減する不思議なレンズ「M-POS」レンズが大変効果的でしたので、M-POSを使ってお作りしました。
近くを見る事が多いから視力は少なくていい・・・だから乱視は合わせなくていい・・・のではありません。
「近視」を弱める事と「乱視」を合わせない事は、視力の値が落ちるにしても全く意味の異なる物なのです。
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