イラストレーター
たっかいソフトですよ。
今でこそ不思議には思いませんが、パソコン本体よりソフトが高いという現実を目の当たりにした初めての体験でした。
きっかけは、会社のホームページを作る為でした。
今思えばなんかズレてる「?」なきっかけなんですけど、結果としてこれは凄く良かったです。
厚い教則本を最初から最後までなぞって覚えましたよ。
アドベのエラストレーターは印刷物とかでは業界標準ですから、これが使えるといろんな物がオリジナルでしかも、商業レベルの物が作れます。
当然、入稿先に合わせたフォーマットで作る知識や技術がいるわけですが、これが使えるようになる事によって得られたもの、それは「自由」です。
最初に起動した時の「何をしたらいいんだろう・・・」というほど、何にもない・・・という感覚。それまでワードにしろ、エクセルにしろ、何か最初に用意されていて、そこに入れ込んでいく感覚がありましたが、「え、何処に何をしたらいいの?」という困惑。実はこれこそがこのソフトのすごい所だと僕は思います。
単に「好きな所に好きな物を正確に置ける」だけなのにイラストレーター以上の物を僕は知りません。(しらないだけだと思います。)
これを覚えたおかげで、新聞広告の原稿、雑誌媒体の原稿なども自社で用意する事もできました。
でも、それを生業にしているわけではないので、どうしても十分な時間を費やす事はできませんし、やればやるほどプロの凄さというものを実感しました。
ですけど、社内で使う「POP」やハガキ、価格表や説明資料などはかなりクオリティを上げる事ができましたね。
そんなスキルが今ここに集約していると思うと、すべての「道」はプラオプに通じていたのかもしれません。
結局、イラレもフォトショも使えないとダメなんだという現実を思い知らされてボーナスがソフトに消えたのも今にして思えば意味のある投資になったのでした。
11年の歳月でCS2から始まったAdobe沼、今ではCreative Cloudになりました。
ちなみにアドビですけどね。
この記事へのコメントはありません。