国家検定資格「眼鏡作製技能士」について
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
眼鏡の資格。
今までは「日本眼鏡技術者協会」という組織が「認定眼鏡士」制度を運営していまして、様々な条件と様々な試験を通して眼鏡技術者の技術の評価をしていました。
私は「SS級の認定眼鏡士」でした。
それがこの度「国家検定資格:眼鏡作製技能士」に移行し、本日11月16日に移行試験の合格発表がありまして、私は「1級眼鏡作製技能士」になりました。
今までは民間の資格だったものが、国家資格になったのです。
これがなければ眼鏡を扱えないわけではないのですが、眼鏡を扱う上で必要とされる知識、技能を持っているか?を公に評価されるという事になります。
私と眼鏡技術者の資格
眼鏡技術者の資格はずっと以前から存在しておりまして、かつては大阪の組織で独自の「眼鏡士」資格が制定されたり、東京の眼鏡学校が卒業生に付与する「眼鏡光学士」資格があったりしたそうですが、それが「日本眼鏡技術社協会」の元「認定眼鏡士」制度に統合されたそうです。
階級は、学校など専門教育を受けた人たちが取得できる「S」「SS」「SSS」級
専門教育を受けずに独学で取得する「A」「AA」「AAA」級がありました。
SとかAとかの文字が多い方が高い階級になります。
そして「S」と「AA」が同格、「SS」と「AAA」が同格で、最高位の「SSS」の取得は専門教育機関を卒業しなければ挑戦できません。
さらに認定眼鏡士には3年間の有効期限があり、その間に生涯教育をうけ、所定の単位を取得しないと更新できないという仕組みでした。
しかしいずれも国家資格ではなく、民間の資格です。
実は先進国で眼鏡技術者に国家資格がないのは「日本」だけ。しかも周辺アジア諸国においても国家資格化が一般化している現状です。
認定眼鏡士制度の目標は「国家資格化」
そのために段階的に内容が変わっていき、その過渡期に僕は「5年」の実務経験を経ていきなり独学での最高位「AAA」に挑戦できる変更があった時に1年くらいの受験勉強を経て取得しました。
「AAA」の試験内容は筆記が5科目(確か・・・)「理論光学」「眼鏡光学」「視科学1群」「視科学2群」「公衆衛生学」と実技3科目「加工」「測定」「フィッティング」
最終的には「A」「AA」「AAA」は廃止になり「S」「SS」「SSS」に統合され、僕の資格は「SS」になった・・・というのが今までの流れです。
プラオプを立ち上げる前に、通信制で眼鏡専門学校の上級カリキュラムを2年受けて「SSS」に挑戦する資格を得たのですが、結局取らず終いでした・・・。
資格取得で何が変わるのか?
肩書きが変わるので名刺を変えないといけません。
そして、これからやることも変わらないし、変えるつもりもありません。
資格とは関係なくできることをどんどんアップデートしていきます。
ただ、どんな資格もそうですが合格するためには知識や技術がそれを満たしていなければなりません。
足りなければ勉強するし練習する。
過去に「AAA」を取った時に感じたのは、試験勉強は「試験対策」ではなく、単純に必要な知識を学習する効率の良い方法なんだということでした。
「ここまで知らないといけませんよ!」というものに対して「知らなかった!!」となれば、それについての知識を得ようとする。
どこが出題されるかも分からないし、どんな問題になるかも分からない。
だから根本的に理解して応用することで生きたものになる・・・。
なんだか最近は眼鏡学の範囲を超えた部分にも足を踏み入れつつあって、勉強には終わりがありません。
これからも精進して参りますのでよろしくお願いいたします!
そしてプラオプはもう一つ、そんな感じの変化が控えておりまして近日発表予定でございます・・・。
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